genkishoki’s blog

心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全)の手術に関する記録です。

越年確定

本日は2022年12月30日(金)、残念ながらいまだに入院中。そして病院での年越しが確定しました。

 

体調は全く問題なく、心臓も時々脈拍が乱れることはあるものの2-3拍程度。リハビリも精力的にこなし、歩くだけなら術前よりも状態は良いように感じます。

 

ではなぜいまだに入院中かというと、ワーファリンの効きが悪く、PT-INR値というのが想定通り上がってこないそうです(普通は1.0くらいのところ、2.0-3.0くらいまで引き上げる)。

 

最初は1日3錠からスタートし今は5.5錠。一週間以上続けていますがPT-INR値は1.2くらいと先は長いです。一般的な日本人の服用量は多い人で5錠くらいなそうなので、これ以上増やすのならば、ワーファリン自体を増やすのではなく、「ワーファリンの効果を高める薬」を併用することになるとのこと。但し、そうなるとまた服用量の調整に時間がかかるそうです。

 

今は数値が上がってきそうな兆候があるので、現行の5.5錠を継続しつつ様子見。今朝の血液検査でもまた少し数値が上がっているので、明後日1月1日の血液検査でPT-INR値が1.5を超えてくれば、退院に向け調整に入っていただけるとのこと。なんとかここで退院したい!

 

なお、もしも1月1日の検査で数値が低下したりすると、追加の投薬を検討していくことになるので、また一週間以上は入院が続くと思われます。

 

ちなみに仕事初めの1月4日から在宅勤務を開始するつもりでいましたが、どうも難しそうなので、会社には1月4日まで有給休暇を延長しました。

退院に向け回復中②

12月24日(土)になるとだいぶ歩けるようになり、20分×3回の散歩時間を作り、たぶん3-4キロくらいは歩いたのではないでしょうか。体を動かしたおかげか、夜は久しぶりによく眠れました。

 

12月25日(日)、ここまで触れていませんでしたが、機械弁を入れる際一緒に入れたペースメーカー用のリード線を抜きました。最初「ペースメーカーを使用している」という話を術後に初めて聞かされて、(事前の説明なしに体に機械を入れたの⁉︎)と一瞬不信感を持ちましたが、機械が入っているわけではなくリード線が入っているだけで、電気信号を体外の機械で設定して、後は自動的に電気信号が送られ続け、安定して不要になったらリード線を後から引っこ抜くということでした。

 

…で、このリード線を抜くのがすごく痛かったです。ドレーンも痛かったけど、どちらかというとコッチかな?心膜なのか何なのか、何かが引っ張られて(コレ大丈夫か?)と不安になりながら痛みに耐えます。「ドゥルドゥルドゥルドゥル…」みたいな感触で、抜いた後も血液混じりの体液がまぁまぁ出ます。1時間くらいは安静とのことで、この日は自主的リハビリをサボりました。

 

まだまだいろんな痛みが残っていますが、少しずつ良くなっている実感もあります。看護師さん曰く、「ワーファリンの数値が収まってくれば退院も近いですね」とのこと。今朝の数値を聞いたら「あー、まだほとんど変化ないです。タイムラグありますし…」聞かされると、期待してしまうよね。

 

明日12月26日(月)はエコー、レントゲン、心電図、採血、リハビリとモリモリです。

退院に向け回復中①

本日は2022年12月25日(日)クリスマスです。ウチの悪ガキたちには事前にプレゼントを用意してあり、ママサンタが24日の深夜にリビングへセット済みです。

 

ウチの子どもは朝早いので、明け方6:00前に私も病院で目を覚まし、リビングにセットしてあるペット見張り用のモニターで盗み見します。すると灯りが付いていて、上の子は既にプレゼントを開けてゲームを楽しんでました(早っ!)。その後、下の子も起きてきてサンタさんにお願いしたアニメキャラのぬいぐるみを見て喜んでました。

 

上の子は、どこまでサンタを信じているのだろう??実は既に親が買っているとバレてそうな気がします。

 

さて回復状況ですが、痛みと戦いつつ順調に進んでいます。12月22日(木)に一般病棟へ移動(その前にICUが満床になり夜遅くにACUへ移されるというイレギュラーもありましたが…)、また移る直前にドレーン(心膜1、胸骨下1、背中肺1、尿管バルーン1)を抜きました。お腹の2本はメチャクチャ痛かったですが、カッコ悪いので歯を食いしばって何とか耐えました。だいぶ動きやすくなりましたが、ここからしばらくはドレーン抜いた痛みや、骨のキズの痛みを耐える日々が続きます。

 

12月22日(木)午後から早速エアロバイクで軽めの運動開始。一番軽い負荷で20分ですが結構キツかったです。この時期、夜の痛みが厳しくなかなか熟睡できない状態が続きます。ちなみに土日は理学療法士さんがお休みのため、リハビリは病棟内の散歩という自主練になります。

 

無事に手術終了

本日は2022年12月24日(土)の未明、手術から5日が経過しようとしています。無事に手術は終わり、今は必死に痛みに耐えているところです。痛くてブログを更新する意欲がなかなか湧きませんでした。

 

今回と前回で大きく異なった点を書き出してみます。

 

①手術時間の短さ

 自分では分かりませんが、妻曰く9:30に出発して13:30には終わったとのこと。妻もそこは拍子抜けした模様、前よりもかなり早いな…

 

②意識の戻りの早さ

 前回は術後3日間、意識不明でしたが、今回は当日19:30に目が覚めました。コッチがむしろ普通なのかも。手術時間の短さが麻酔や出血に影響したのかもしれません。

 「終わりましたよー!先生が口の管を抜きますよー!」の声に「今は何日ですか?」→「当日ですよ」→「何時ですか?」→「7時ですよ)→「(翌朝7時?)朝ですか?」→「夜ですけど…」というやりとりがあったのを憶えています。

 

③とにかく痛い

 前回の低侵襲手術(MICS)に比べると痛みが強いのか、とにかく痛いです。2-3日経って少し落ち着いてきた気もしますが、食事が回復した分、痰も増えて咽せることがありますが、痛くて以前の様に痰が切れません。これがとにかく辛いです。

 

④回復は早い

 前回は術後4日目で漸く意識が回復しましたが、今回は術後の翌日には立って歩き始めました。昨日が4日目ですが、普通にエアロバイクでリハビリしていることを考えると、かなり回復は早いです(これも①によるもの?!)

 

 担当の先生に話を聞いたところ、まだ脈が安定していないが悪いものではなくいずれ安定すると思うとのこと。エコー検査をやって逆流が減っていることを確認し、且つワーファリンの服薬量の調整がつけば退院できるのではないかという話でした。何とか年内退院を目指してがんばります。

手術当日です

2022年12月19日(月)、現在は未明4:00です。

昨夜、弱めの睡眠薬とお通じの良くなる薬を飲んで就寝。消灯が21:00なので案の定、深夜1:00に目を覚ましてしまいます。

 

4時間も寝て、ここからさらに朝まで寝るのは難しいので、サッカーW杯の決勝を1:00後半から見ることにしました。点の取り合いで且つ何度も同点になる大接戦、延長でも決着付かずPK戦になりました。最後は応援していた方のチームが優勝したので満足です。

 

今日の手術ですが、開始時間が繰り上がったそうで、予定より早く昨日の夕方には体の消毒を行い点滴用の針を入れました。朝8:00に妻が病院へ到着次第、担当のトップの先生からのご挨拶。その後、8:45から抗生剤の点滴開始、9:25に手術室へ向けて出発となるそうです。結構、慌ただしい。

 

4-5時間の手術ということであれば遅くとも15:30くらいには終わるのかな?子どもの保育園のお迎えの時間を気にしなくて良くなった分、早まって良かったかも。

 

胸骨正中切開で傷が残ること自体はあまり気にしておらず、ワーファリンを飲み続けることも高齢になるまではあまり心配はしていません。今は、術後の痛みがどのくらいで抜けていくのか、会社へ出勤できるのはいつ頃になるのか、と言ったあたりが気になっています。

 

それと前回手術は月曜日に行い金曜日に一般病棟へ移りました。ICUにいた期間の記憶は殆ど残っていませんが、今回はなるべく早く意識がしっかりしてリハビリを始められたらなぁ…なんて思っています。コレばっかりは自分では何ともできなさそうですが。

 

それでは無事に帰って来れますように…

入院しました

2022年12月16日(金)、無事に入院手続きをし済ませました。10:00に受付を行い、当日は採血検査と心電図だけとのこと。

 

ところが、なぜか採血がうまく取れず、1人目の人が3か所針を刺し断念。時間を置いて別の人が1か所針を刺し何度もこねくり回して、結果断念。最後に3人目の人が吸引ぽい注射器のような器具で吸い出してようやく完了。普段はすんなり取れているのに…

 

夕食前になり看護師さんがやってきて、今晩、急遽輸血をすることになったとのこと。なんでも酸素を運ぶヘモグロビンの数値が通常の半分くらいまで落ちているので、手術に向けて輸血するとのことでした。

 

夕食後、20:00くらいから開始、途中で輸血パックを交換しつつ深夜2:00まで続きました。輸血の針が気になってよく眠れず。手術当日に点滴用の針を刺し直すのを嫌う人がいるそうで、3日間、針を刺したままにもできるそうですが、シャワーとか浴びるのに邪魔なので迷わず抜いてもらいました。

 

明けて12月17日(土)、手術に参加する若い先生2人が挨拶がてら説明に来られました。機械弁になること、前回手術の癒着が少なければ開胸の方が手術時間は短いこと、退院後の仕事の内容や通勤のこと等について話しました。

 

輸血によってヘモグロビンも安定し、土日はもうやることがなく、月曜日の朝に点滴の針を刺すまでは何もないので、ゆっくり過ごしてくださいと言われました。コレ、看護師さん、薬剤師さん、みんな同じようなことを言っていかれます。

 

本音を言えば外泊させたかったけど、コロナ禍で病院の出入りは極力減らしたいとのことで仕方ありません。2年半前はOKだったんですけどね。

 

土曜日はテレビを見たり、Amazonプライムを見たり、ダラダラゴロゴロしています。今日の夜は0:00サッカーW杯の3位決定戦でも見ようかなと思います。

術式の説明を聞いてきました

昨日、有給休暇をいただき、術前の説明を聞いてきました。

 

看護師さんより「今日は説明予定の(A)先生が急遽お休みのため、代診の(B)先生になりますねー。」、、、「そもそも(A)先生という人が会ったことないのに、(B)先生って誰??」という感じで説明を受けます。

 

なんとなくwebで事前に調べていた範疇の話なので、スムーズに頭に入ります。今回は機械弁への置換術、生体弁との比較(メリットとデメリット)を説明いただき、妻ともその場で話して、機械弁を選択しました。前回は負担の少ないMICSとの説明でしたが、再手術と弁置換術を踏まえ正中切開で行うとのこと。入院期間が気になりましたが「傷の大きい、小さいはあっても、くっつくのは同じ期間だからたぶん同じくらいですよー。」と軽い感じ。

 

今回で2回目の手術ですが、傷の癒着等を考えると回数を重ねるほど出血等のリスクは高まるそうで。。。これ以上、会社に迷惑もかけられないので、今回で最後にしたい気持ちが強いです。

 

機械弁を選択すると、当面は毎月ワーファリンの投与量の調整で通院が必要。その日は結果を待ってから処方箋を出してもらうので、事実上毎月の有休消化。

 

また、今は良いけれど高齢になってくると服薬の管理(飲むのを忘れる、飲んだのに追加で飲んでしまう等)が大変だそうで、余命に影響するそうです。

 

ちなみに執刀医は前述の(A)先生でも(B)先生でもなく、別の先生だそうです(なんでこんな直前の説明日にしたかな💢)。

 

そして、本日は年内の最終出勤日。ひと通り引き継ぎをして社内の人に挨拶をしたら、早めに上がって散髪に行こうと思っていましたが、思った以上に時間がかかり、結局いつも通りの退社となり散髪にはいけませんでした。

 

自宅での年内最後の食事ということで、私の好物のお寿司を妻が買ってきてくれていました。減塩生活で少食に慣れてしまい、満腹で完食出来ず。明日の朝に残りを食べようと思います。

 

いよいよ再手術まであと4日です。