genkishoki’s blog

心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全)の手術に関する記録です。

せん妄について

術後、ずいぶん経ちました。だいぶ冷静に考えるようになったので、せん妄について書きたいと思います。

 

自分がせん妄になるとは思っていなかったのですが、今になって思うと、せん妄の症状が出ていたのだと思います。

 

術後、ICUに3-4日いました。見舞いに来た妻が写真に撮っていましたが(良かったのかしら?)、ほぼ意識がありません。座っていたり、声をかけられたり、途切れ途切れと記憶です。ICUにある期間が、たぶん少し長かったと思います。

 

病室に移った初日の夜、悪夢をみました。これが、せん妄による幻覚の一つ目だった気がします。

 

夜中に目が覚めて、病室の上の方の空間に黒い渦のようなものが出てきて、声を出そうにも声が出ず、恐れ慄き混乱しながらナースコールするも誰も来ない。体の管を引きずりながらナースステーションに行っても誰もいない。エレベーターから外に出ると、真っ暗闇の中、小さな子どもが走り回っている、、、というところで、目が覚めました。全身、汗びっしょりで怖かったです。

 

二つ目は、幻聴です。これは退院直前なので、入院期間が続いたことによるのかもしれません。自分では、すぐにでも仕事に復帰できるくらいの気持ちでいたので、意外です。

 

この頃、不眠に悩まされるようになり、睡眠薬を処方されるものの、ほとんど眠れない状況です。この時期、夜中の3時くらいに幻聴が聞こえるようになりました。天井の方から、シューティングゲームの音楽のような機械音が聞こえてくるようになり、初日は我慢したものの、翌日は我慢できずに、ナースコールをして、なんとかならないか(ゲームをやめさせられないか)、相談しました。結果、当たり前ですが、病室なのでゲームとかしてる人はいなかった模様です。

 

今にして思えば、看護師からすると迷惑だったんでしょうね。