genkishoki’s blog

心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全)の手術に関する記録です。

術後のあれこれ(1)

本日は2020年7月5日(日)、手術から6日経ち、少し落ち着いてきたので、ボチボチ思い出しながら書いていこうと思います。

 

まず手術当日2020年6月29日(月)の朝8:00、担当医からようやく詳しい説明がありました。コロナ対応のため来院極力禁止となっており、当日まで術式の説明をしないというのも異例のことみたいです。

 

で、結局、原則MICSによる低侵襲手術で進めつつ、万が一、想定外のことがあれば正中切開に切り替えるというもの。基本、MICSで大丈夫だろうとのことです。完全内臓逆位なので、いろいろ資料を漁ってくれたそうですが「完全内臓逆位のMICSによる僧帽弁形成術は、たぶん世界初だろう。全く資料が見つからなかった。」とのことでした。

 

ちなみに偉い方の部長先生は10年以上前に正中切開で一度、内臓逆位の患者さんを執刀したことがあるとのこと。「安易なことは言えないが、逆位によってむしろ僧帽弁にアプローチしやすいんじゃないかな?」みたいなことを言っていました。

 

手術は前日時点では11:00過ぎに手術室から声がかかると聞いていましたが、前の手術が早まったそうで、10:15に手術室へ移動します。

 

ここから時間が加速します。